温泉

ある日の午前中、剣道をした。母校に行ったが、そこそこに強い後輩達を眺めていた。強豪校ってどんな感じだっけなぁ。と思い浮かべて、強豪校と母校との差を考えていたりした。まぁ、それはどうでも良くて。

剣道を終えて、昼頃に汗を流しに、温泉に行った。

温泉には、昼だというのに無数のおじいちゃん達が体を休めていた。きっと定年を迎えているであろう彼らは、昼に何するかという無限の選択肢から温泉を選んでいるのだ。

浴場には5種類程度の温泉があり、おじいちゃん達は各々の楽しみ方をしていた。

水風呂に3人のおじいちゃんがつかっていたことには驚いた。きっと彼らはプロフェッショナルだ。

あと、露天風呂の脇でずっと太陽を浴びながら仁王立ちしているおじいちゃんもいた。きっと彼もプロフェッショナル。

１つ気づいたことがある。脱衣所が全く濡れていない。プロフェッショナルな彼らは脱衣所を絶対に濡らさない。小さなタオルで見事に身体を拭きあげ、脱衣所に向かう。

剣道の話に戻るが、強豪校は挨拶ができる。あと、脱いだ靴の整理がめっちゃしっかりできる。

プロフェッショナルなおじいちゃん達は、同じように脱衣所を濡らさない。彼らは個人個人がお風呂に入っているけど、自然と団体になって強豪なのだ。