もとかわのブログ

気ままに生きていきます

コミュニケーションって難しいなぁと、今一度思った話

人とのコミュニケーションって本当に難しいんだなぁと感じることがいっぱいあった。

 

僕は最近、二泊三日で広島に行っていた。ボランティアで研修を行うためだ。僕は研修を運営する立場にあったし、3つのプログラムの責任者になっていた。50名程度が参加をするその研修はなかなかにやりがいのあるものだった。

 

責任者として僕が行っていたのは、プログラムの担当者が目標達成のために考えてきたプログラムの内容をチェックするということだった。

 

いわば、社会人でいうところの管理職に近いものなのかもしれない。

 

 引き受けた当初は、とても気楽な立場でいた。僕はプログラムを作成するのではなくて、チェックする立場だということに安心をしていた。しかし、準備期間の約2週間は予想とは打って変わる日々だった。

 

もちろん、担当者が持ってくるプログラムは、僕が考えていたようなものと違う場合が多い。目標を共有してあるだけなので、それを達成させようとするプロセスは人によって違うからだ。

 

違うことは予想はしていたが、これをチェックするという工程が思ったより難しかった。というのも、僕の考えと違うことに対して疑問抱くのではなく、担当者が持って来たプログラムが目標達成できるかに疑問を抱かなくてはいけなかったからだ。

 

要は、僕がプログラム担当者に対して、「ここを直してくれないか?」と頼んでしまうと、僕の考えを正しいものとして押し付けている様な気がしたし、僕の考えを押し付けるなら最初から僕が作った方が早い。

 

僕と担当者で話して、「第三案」を生み出すのが大切なことなのだけれど、どうやって僕が提案をすれば担当者の思考を加速させてあげられるかが分からなかった。

 

結局、「僕はこう思うんだけど、どう思う?」という言葉に頼って終わった。担当者は後輩だったから、僕の提案は多少なりとも重みや強制感を感じただろう。もっと良い言葉があったんじゃないかと思う。目標達成を見ることができずに、僕の意見をどうやって取り入れようか悩ませていたかと思うと不甲斐なさを感じる。

 

どう提案してあげれば、お互いが納得のいく第三案が作れるのか。コミュニケーションは難しい。